クローバー司法書士事務所・ブルーバード行政書士事務所。遺産相続・遺言書作成に関するご相談事例をご紹介いたします。

テーマ | 和歌山相続遺言まちかど相談室 - Part 20

和歌山の方より遺言書についてのご相談

2020年03月02日

Q:遺言書にない財産の取り扱いについて教えてください。(和歌山)

父の残した遺言書についてご相談があります。私は和歌山に住んでいる60代の男性です。両親も和歌山におりますが、半月前に父が亡くなりました。和歌山の実家にて葬式を済ませ、遺品整理をし始めたところ遺言書が見つかりました。遺言書に従い遺品整理を進めていた途中、遺言書に書かれていない財産が見つかりました。和歌山市内に放置されていた不動産で、代々受け継がれた不動産のようですが、活用されることがなく、遺言書に書き加え忘れたようです。この和歌山の不動産の扱いについてはどのようにしたら良いですか?(和歌山)

 

A:遺言書にその他の財産の扱いについての記載がない場合は遺産分割協議を行います。

まず、お父様の作成された遺言書の中に“遺言書に記載のない遺産の相続方法”について記載がされていないかをご確認ください。相続財産を多くお持ちで把握しきれないという方の中には、“記載のない財産の扱いの仕方”とし、ひとくくりにして遺言書に書かれる方もいらっしゃいます。もし同内容の記載があるようでしたら、その記載内容に従い相続してください。似たような記載がない場合は、その財産について相続人全員で遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成します。その作成した遺産分割協議書に従い手続きし、不動産の登記変更の際にもこの遺産分割協議書が必要となりますので大切に保管しておきましょう。

遺産分割協議書は形式や書式、用紙について特に規定はなく、手書きでもパソコンでも作成できます。内容を確認後、相続人全員に署名、実印で押印してもらい印鑑登録証明書を準備します。

和歌山近郊にお住まいの皆さま、遺言書の作成は相続において非常に大切な生前対策のひとつです。法律上無効となる遺言書を作成してしまうと時間も労力も無駄となってしまいますので遺言書を作成する際には専門家の豊富な知識に頼ることをお勧めします。

和歌山相続遺言まちかど相談室ではご相談者様にあった遺言書作成をサポートさせていただきます。和歌山相続遺言まちかど相談室では、生前から相続対策について幅広くお手伝いさせていただきます。遺言書を作成する際の注意点などもあわせてご案内いたしますので、ぜひ初回無料相談をご利用下さい。和歌山近郊にお住まいの皆様の遺言書のお手伝いから、相続全般まで幅広くサポートをさせて頂きます。和歌山にお住まいの皆様からのお問い合わせをスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

和歌山の方より遺言書に関するご相談

2020年02月06日

Q:残された家族が揉めることのないよう、遺言書を残そうと思っています。(和歌山)

私は和歌山市在住の70代の男性です。既に妻は他界していますが、和歌山市内に子供が3人おります。

私には、現在住んでいる和歌山の自宅と、和歌山にある土地、預貯金が少々あります。私が亡くなった後の相続の際に残された子供たちが遺産分割で揉めることのないよう、今のうちに遺言書を作成しておきたいと思うようになりました。高齢化社会になった昨今では遺言書を残す方が増えていると聞いたので興味を持ちましたが、遺言書に関しての知識はなく、私でも書けるのか不安があります。家族が揉めることなく遺産分割できるような遺言書の書き方をご指南いただければと思います。(和歌山)

 

A:遺言書を作成し、作成者の意思を明確にすればご家族も安心です。

まず、遺言書(普通方式)には以下の3種類がありますので、順を追ってご説明致します。

【自筆証書遺言】
遺言者が自筆で作成する遺言書です。手軽で特に費用も掛かりませんが、遺言の方式を守らないと無効になります。財産目録に関しては、パソコンでの作成や通帳のコピー等の添付が可能です。保管は遺言者自身で行うので死後発見されない場合や、遺言書そのものを紛失する恐れがあります。

【公正証書遺言】
遺言者が遺言の内容を公証役場の公証人に口述し、それを公証人が文字におこし、遺言書を作成します。公証人が作成するので遺言が無効になる可能性が低く、また、原本は公証役場に保管されるため偽造や紛失の心配はありません。しかし公証人と証人2人には遺言内容を知られてしまいます。

【秘密証書遺言】
遺言者が自分で遺言書を作成し、内容を秘密にできる遺言書です。公証人が遺言書の存在を証明し、公証役場にその記録を残します。保管は遺言者自身で行うため、紛失や死後発見されないままになる可能性があります。

確実に遺言書を残すことができるのは②の公正証書遺言です。費用がかかりますが、公証人立会のもとで遺言の方式にそって作成するため、遺言書が無効となる可能性は低いです。また、遺言書の原本が公証役場で保管されるので、紛失や遺言書が発見されないといった心配もありません。

以上3種類の遺言書をご紹介しましたが、残された家族に確実に遺言書を残しておくには、②の公正証書遺言で作成されると良いでしょう。 また、遺族へメッセージを残したい際は法律上の効力は生じませんが、「付言事項」として別記することができます。

 

遺言書の内容については、それぞれ家庭のご事情や家族構成により千差万別です。和歌山相続遺言まちかど相談室ではご相談者様にあった遺言書作成をサポートさせていただきます。 現在、和歌山においても高齢化が進んでおり、生前から相続対策を検討される方も増えております。私共、和歌山相続遺言まちかど相談室では、生前から相続対策について幅広くお手伝いいたします。遺言書を作成する際の注意点などもあわせてご案内が可能ですので、ぜひ初回無料相談までお越し下さい。遺言書のお手伝いから、遺言執行者まで幅広くサポートをさせて頂きます。和歌山にお住まいの皆様からのお問い合わせをスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

和歌山の方から遺言書についてのご相談

2020年01月14日

Q:母は寝たきり状態なのですが、遺言書を残すことはできますか?(和歌山)

私には高齢の母がいるのですが、長い間、和歌山市内の病院に入院をしています。主治医からは、母はもう長くはないと言われており、母も承知しております。母は、まだ意識のあるうちに遺言書を残しておきたいと考えているのですが、どのような方法で遺言書を残したらよいのでしょうか。母は寝たきりの状態で、病院から出ることが出来ないのですが、遺言書を残すことはできるのでしょうか?(和歌山)

 

A:寝たきり状態でも遺言書を残すことは可能です。

ご相談者さまのお母様は寝たきり状態とのことですが、お母様が病床でも意識がはっきりしており、ご自身で遺言書を作成した日付と遺言の内容と氏名を自書し押印できる状態でしたら、今すぐ自筆証書遺言を作成することはできます。また、自筆証書遺言に添付する財産目録に関しましては、お母様が自書せずとも、ご相談者様自身がパソコンで作成した表やお母様の預金通帳のコピーを添付するやり方でも作成することができます。

なお、お母様の意識が明確であっても、遺言書の全文を自書することが困難な場合は、公証人にお母様が入院している病院まで出張していただき、公正証書遺言を作成することもできます。
公正証書遺言は、作成した原本が公証役場に保管されますので遺言書紛失の心配がなく、自筆証書遺言のように家庭裁判所による遺言書の検認手続きは不要です。よって、お母様の相続手続きを滞りなく進めることができます。(※2020年7月10日に施行される「法務局における遺言書の保管等に関する法律」により自筆証書遺言の保管を法務局に申請することが可能になり、保管された遺言書につきましては相続開始時に家庭裁判所による検認は必要ありません。)

 

公正証書遺言を作成する際、2人以上の証人と公証人に遺言書を作成する時に立ち会ってもらうのですが、その時にお母様の病床に来てもらう必要があります。日程の調整等に時間がかかる可能性があるため、注意が必要です。公正証書遺言を作成する前にお母様の病状が悪化してしまい、遺言書自体を作成できなくなってしまってはお母様が思う財産の分与を行えなくなるかもしれません。証人は司法書士などの専門家に依頼することもできますので、早急に作成したい場合には専門家に相談する事をお勧めいたします。

たとえお母様の病状が悪化しても、意識がはっきりしていれば、「危急時遺言」を作成することができます。危急時遺言とは、3人以上の証人に立ち会ってもらい、お母様がそのうちの1人に口頭で遺言の内容を伝え、その人が筆記、遺言書と他の証人に読み聞かせ(または閲覧させ)各証人が署名・印をするという遺言書の作成方法です。しかし、危急時遺言は、遺言書作成の特別の方式であり、一定の期間内に家庭裁判所の了承を得ないと遺言自体の効力を持たないなどのルールがありますので、万が一の場合は、専門家に相談してから作成するようにしましょう。

 

遺言書の作成についてお困りごとのある和歌山近郊にお住まいの方は、ぜひ和歌山相続遺言まちかど相談室へとご依頼下さい。まずはお話しだけでも構いませんのでお気軽に無料相談をご利用下さい。ご連絡お待ちしております。

 

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