相談事例

和歌山の方より遺産相続についてのご相談

2023年03月02日

Q:父の遺産相続に関して、遺産分割協議書を作成するほどでもないように思います。司法書士の先生、教えてください。(和歌山)

和歌山で遺産相続手続きに詳しい司法書士の先生に相談です。先日父が長い闘病生活の末に78歳で亡くなりました。遺産相続人である私たち親族もある程度の覚悟はしていましたし、知人から葬儀について聞いていたので、落ち着いて執り行うことができました。遺品整理の際に遺言書は見つからなかったため、葬儀のあと、遺産相続人が集まり遺産分割について話し合いました。相続財産は父が住んでいた自宅と預貯金が数百万円のみで、誰が相続するかはすんなりと決まりました。遺産分割協議書を作成するまでもないと思うのですが、このまま遺産相続を終わらせてもいいでしょうか。(和歌山)

A:遺産分割協議書は遺産相続手続きのためだけでなく、今後のためにも作成しておくと安心です。

遺産相続人全員による遺産分割協議で合意した内容を書面にとりまとめたものを遺産分割協議書といいます。被相続人による遺言書が遺されていなかった場合、遺産分割協議書は以下のような遺産相続手続きの際に必要となります。

【遺産分割協議書が必要となる場面(遺言書がない遺産相続)】
・不動産の相続登記
・相続税の申告
・金融機関の預金口座が多い場合(遺産分割協議書がないと、全ての金融機関の所定用紙に相続人全員の署名押印が必要)
・相続人同士のトラブル回避のため

また、遺産相続はたいへんトラブルに発展しやすいできごとです。たとえ仲の良い親族であっても揉め事に発展してしまうケースが少なくありませんので、そのような際に内容を確認するためにも、遺産分割協議書を作成しておいた方が安心です。
※遺言書が遺されていた場合は遺言書の内容に沿って遺産分割を行うため、遺産分割協議書は作成しません。

和歌山の皆様、相続は何度も経験することではないので不慣れでいらっしゃるのは当然です。相続人の調査、財産の調査等、相続には面倒や負担も多いがゆえ、思うように手続きが進まず予想以上に時間がかかることでしょう。皆様の大切なお時間を無駄にしないためにも、和歌山相続遺言まちかど相談室の専門家にお任せいただけますと幸いです。
和歌山相続遺言まちかど相談室では、和歌山の地域事情に詳しい遺産相続の専門家が皆さまの遺産相続のお手伝いをさせて頂きます。和歌山近隣にお住まいの方で遺産相続に関するお困り事がございましたら、まずは和歌山相続遺言まちかど相談室の無料相談をご活用ください。和歌山の皆さまからのお問い合わせ、ご来所を所員一同心よりお待ちしております。

和歌山の方より遺産相続についてのご相談

2023年02月02日

Q:相続財産が不動産しかないのですが、姉妹間でどのように遺産相続すればいいのか分かりません。司法書士の先生教えてください。(和歌山)

数週間前に実家のある和歌山に住んでいた父が亡くなり、遺産相続をすることになりました。母は10年前に亡くなっていますので、相続人になるのは私と姉の2人のみになります。父の遺産を調べたところ、預貯金はほとんど残されておらず、和歌山にある実家と遠方にある別荘しかありませんでした。祖父の代から代々受け継いでいる土地ですので、売却は考えていません。そのような場合は、どのように遺産相続の手続きを進めればよいでしょうか。遺産分割の方法が分からずに困っています。司法書士の先生にお伺いしたいです。(和歌山)

A:遺産相続で遺産が不動産のみの場合でも、不動産を売却せずに遺産分割することはできます。

遺産分割にあたり、まずは遺言書がないか確認をしましょう。遺言書が残されていた場合は、法律で定められた方法よりも遺言書の内容が優先されます。そのため、遺産分割協議を行う前に遺言書が残されていないか確認が必要です。

遺言書が発見されなかった場合は、相続財産の遺産分割方法について、相続人同士で話し合わなくてはなりません。換価分割という方法を選択すれば、遺産である不動産を売却して現金化し、相続人同士で分割することができます。今回のご相談者様のケースでは、売却予定のない不動産をお姉様と2人で遺産相続したいということでしたので、2つの方法をご紹介いたします。

①現物分割…相続財産であるご実家と別荘をそのままの形で分割する方法。相続人全員が納得してもらえれば滞りなく遺産相続することができます。しかし、不動産の評価がどちらも同じ金額になることはほとんどない為、公平に分割することは難しいです。

②代償分割…相続人のうち1人もしくは何人かで不動産を遺産相続し、不動産を取得しなかった相続人に対して代償金または代償財産を支払う方法。不動産を売却せずに公平に遺産を分割することができます。しかし、不動産を取得した相続人が代償金として支払う額の現金を持っていないといけませんので、あらかじめ確認しておきましょう。

どちらの方法で分割するかを検討する前に、ご実家と別荘の評価額を調べてからお姉様と遺産相続についてのご相談をされると、スムーズに話し合いが進められるかと思います。

和歌山相続遺言まちかど相談室では、和歌山の遺産相続手続きの実績が多くございますので、安心してご相談ください。和歌山在住の皆様の遺産相続についてのご相談に専門家が親身になって対応しております。無料相談を行っておりますので、遺産相続についてお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。

和歌山の方より相続放棄に関するご相談

2023年01月06日

Q:ひとりでも相続放棄は可能ですか?(和歌山)

和歌山市内の実家に住む父が亡くなりました。相続人である母と姉と私で相続手続きを進めるため、現在は生前父の所有していた財産と負債の整理をしています。父は和歌山にいくつか不動産を所有しておりましたが、なかには負債もあったようです。私は早くに和歌山の実家から離れ疎遠にしていたため、なかなか話し合いを行うことが難しいと感じております。そのため、これからの手続きを考えるといろいろと大変そうなので相続放棄をしようかと検討しております。相続放棄は一人でもできるものなのでしょうか?(和歌山)

A:おひとりでも相続放棄はできます。

相続放棄は一人ひとりの相続人がそれぞれで行うことが出来ます。相続放棄を行う場合は、被相続人の最後の住所を管轄する家庭裁判所に申述書を出す必要があります。ご相談者様の場合は、和歌山市の家庭裁判所になります。また、相続放棄には期限があり、相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内に申述しなくてはなりません。相続放棄は一度手続きをすると、撤回することができなくなります。被相続人に負債があり、財産を整理し最終的に手元に残るプラスの財産の方が多いということがわかったとしても、あとから「やっぱり相続します」ということはできません。ですので、相続放棄をする場合には慎重に手続きをすすめましょう。

被相続人の財産調査や相続放棄の手続きのやり方についてご不明な点がおありの方、また被相続人と離れた場所にお住まいの方でやり取りを考えると手続きに負担に感じる方も多いと思います。そういった場合は専門家に依頼して解決するという手段もあります。相続手続きについて煩わしさや不安があるようでしたらぜひご検討いただければと思います。

和歌山にお住いの方で相続放棄についてご検討、またはお困りの方は和歌山相続遺言まちかど相談室までご相談ください。和歌山相続遺言まちかど相談室は相続手続きにおけるプロです。相続放棄に関する煩雑な手続きもひとつひとつ丁寧にご対応させていただきます。初回は無料で相談をお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

和歌山の方より相続放棄のご相談

2022年12月02日

Q:父が亡くなり相続が発生しました。相続放棄とはどのようなものか司法書士の先生にお伺いします。(和歌山)

数週間前に父が和歌山の自宅で亡くなりました。相続人は母と和歌山の自宅近くに暮らしている長女の自分です。父は生前ギャンブルが好きで、母や私の前ではこづかいの範囲内でやっているから大丈夫、と言っていましたし余暇を楽しむことを許容していました。しかし、亡くなってから遺品整理や相続手続きを進めていく中で数百万円の借金があることが判明し、母とともに困惑してしまいました。とても返せる額ではなく、友人から相続放棄というものがあることを聞いたので、相続放棄について教えていただきたいです。(和歌山)

A:相続放棄は、相続財産の一切を相続しないという手続きです。

ご親族が亡くなると相続が開始され、相続人は被相続人(亡くなられた方)の所有していたすべての財産を引き継ぎます。相続の対象になるものは、預貯金や不動産などのようなプラスの財産だけでなく、借金や住宅ローンのようなマイナスの財産も対象となります。

相続放棄は、上記に挙げたプラスの財産のみならず、マイナスの財産も含めたすべての相続財産を引き継ぐ権利を放棄する手続きです。

ご相談者様が相続放棄をすることで、お父様が残した借金の返済義務はなくなりますが、同時にプラスの財産の放棄もしたことになりますので、相続放棄をする場合にはどのような財産があるのかすべてを把握したうえで検討されることが賢明です。

また、相続人全員で相続放棄をした場合でも被相続人の借金がなくなるわけではなく、次の相続順位の人に相続権が移ることになります。そのため、相続放棄を選択する場合には次の相続順位の人にその旨を伝えておくことも大切でしょう。

相続手続きは人生のなかで何度も経験することではなく、困惑される方は多くいらっしゃいます。和歌山相続遺言まちかど相談室は、相続手続きの専門家として、和歌山エリアの皆様をはじめ、和歌山周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
和歌山相続遺言まちかど相談室
では、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、和歌山の地域事情に詳しい司法書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは和歌山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。和歌山相続遺言まちかど相談室のスタッフ一同、和歌山の皆様、ならびに和歌山で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

 

和歌山の方より相続放棄に関するご相談

2022年11月02日

Q:相続放棄とはどのような時にするのでしょうか。司法書士の先生、教えてください。(和歌山)

現在、和歌山の実家で父が一人暮らしをしています。母は3年前に亡くなっており、子供は私だけです。最近知人から、親に借金があったため相続放棄の手続きをしたという話を聞きました。私の父にも、今は畳んでしまいましたが商売をしていた頃の借金があるようです。しかし詳しい話は聞かせてくれません。もし父が亡くなった時はその借金を放棄することができるのでしょうか。(和歌山)

A:相続放棄は相続開始後にご自身で選択できます。

遺産相続ではより多くの相続財産を引き継ぐことに関心が集まりがちですが、時に相続財産を受けとるとご自身の負担が大きくなるケースもあります。遺産相続を承認すると、預金や不動産などのプラスの財産以外にも、借金などマイナスの財産も引き継がなければなりません。したがって、相続人は被相続人の借金を返済する義務が生じます。今回のご相談者様のように被相続人に借金がある場合は、相続放棄をするともらえる遺産もなくなりますが借金返済義務を負うこともなくなります。

相続放棄とは、相続の権利を放棄して被相続人の財産を一切受け取らないことをいいます。相続放棄をするとその相続人は最初から相続人でなかったことになり、他に相続人がいればその人たちだけで遺産分割を行うことになります。ただし、相続人が全員で相続放棄しても被相続人の負債がなくなるわけではありません。相続放棄をしたことにより、次の相続順位の人に相続権がうつり、結果、被相続人の両親や兄弟姉妹が新たに相続人となってマイナスの財産を引き継ぐことになります。このように、新たに相続人となる人がわかる場合には相続放棄をした旨などを伝えておくなどの配慮をしましょう。

なお、今回のご相談者様のように、ご家族が借金を抱えていている場合は、前もって相続放棄したいというニーズがあります。しかし、生前に相続を放棄することはできません。仮に相続放棄をする内容の契約書や念書などを作成していたとしても、法的な効力はありません。

 

和歌山相続遺言まちかど相談室では地域に密着した相続の専門家が和歌山のみなさまをサポートさせていただきます。相続放棄は被相続人の借金の返済を避けるためには欠かせない手続きで、家庭裁判所への申し出が必要です。正しい手続きをしなければ相続放棄をしたことになりません。和歌山にお住まいでお悩みの方は是非和歌山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談をご利用ください。

 

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